いの2019-2




 泣いたり笑ったりお酒を飲んだり(ただし番台は今はほとんど呑めません…)
 なうちに12/30になりました。

 いよいよ明日が良宵の日です。
 何人弾いてくれるかな〜
 まあでもこの呼びかけは
 空の下に鳥を放つようなものなので…


 

いの2019





 ところで、今年2018年は良宵誕生90周年だったわけですが、
 実は「病中吟」「月夜」は1918年作曲、つまり今年は100年目でした。
 祝賀!!!


 というわけで、番台は条件が赦せば、大晦日にこの二曲も弾きたいと思います。





 「病中吟」は劉天華二胡独奏曲のなかでも最初期に作曲されたものとされており、よく聴くと、このあと劉天華作品に特徴的な奏法がいくつかみられます。
 高音域への急速なポルタメントとか。
 
 この、高音にジャンプするという感覚が、聴く人にどのような効果を及ぼすのか…
 
 
 これは現北京音楽院教授の劉長福老師の病中吟です。
 



 二胡ではないんだけれど、むかーし小室哲哉氏がたくさん女性ボーカリストに曲を提供していたとき、
 メロディの中でいきなり高音がひゅっと出て来て また戻ってくる旋律が特徴的でした。
 ちょっとした吃驚、或いは流れを変えたい、
 一瞬解放されたい、ちょっと高みに手を伸ばしたい、
 この場合は、そんな感じかな…

 

 あまり関係ないかもですが、
 日本の古典楽器には、連続音を出す弦楽器はメジャーどころにはありません。
 
 撥弦楽器や打楽器がメインで
 あまりスライド奏法の印象は強くないかも…

 管楽器はいくつかありますが
 長いポルタメントはあまり得意じゃないかな…。

 唯一あるのは人の声…
 だけれど、ポルタメントってあまり民謡でも聴かない印象が…




 そのせいかどうか 学校で声のポルタメントって習いませんね。
 男子がふざけて「おえーーーーーっ」とかやるくらい???

 
 欧米では、ブルースやソウルやファンクなどディスコ系のポップスなどでは昔から使われていました。
 印象的なのはこれでした。
 

 これ、当時AMラジオのヒットチャートにも登場するくらいヒットしました。
 今思えば、聞き慣れないポルタメントが日本人にとって新鮮だったのかな〜なんて。
 日本ではごくごく最近、椎名林檎氏が突然多用してとても人気になりましたけど、やっぱり珍しさというのもヒット要因としてあるかもと思います。


 

 で、ここで秘境温泉番台の仮説なんだけれど
 日本で二胡ソロ曲で、あり得ないくらいのスマッシュヒットになった
 陳敏さんの「燕になりたい」
 このさびの部分で、二胡の人ならわかる、内弦で1〜6下点 への短いけれど急速で強めのポルタメント、
 あの、たったの一瞬ゆえに、あの曲はあそこまでヒットしたんじゃないかと
 常々考えておるのです。



 まあ、人間、恋をするのに一秒も要らない、ってことでしょうか…
 喩えが変かな?


 で、100年前に戻ります。
 「病中吟」で、江南以外の地域の民楽だとしばしばあらわれる
 高音域への急速なポルタメントとその反復、
 それが江南スタイルの一つであるまったり系なメロディのなかに急に投入され、
 当時の音楽界隈はざわついたんじゃないかと
 妄想するに難くないわけです。


 で、また強引に話を戻します。
 良宵には、ポルタメント指定はなく、むしろ個々の音として演奏した方がのぞましいのかな?
 という1オクターブジャンプの部分がクライマックスで登場するんだけれど、
 それって「病中吟」や「月夜」で長距離急速ポルタメントを試し尽くした天華大師のまた別の一つの答え?なのかなと。

 
 で、それは即興のなかで、局面打開で新しい展開にもちこみたい、
 そんな意志の表れかなと。
 天華大師っておそらくそんなにまったり系メインの人じゃ無かったと思うんですよね。

 だって江南音楽ってそもそも弾んでいるのが多いもの(^◇^;)。


 というわけで、
 ここで唐突に天華大師作品の琵琶曲をご紹介します。

 Historic recording of Liu Tianhua 刘天华 performing "Prelude to Song and Dance" 《歌舞引》
 
 
 琵琶だけどスライド奏法やってるじゃん(^◇^;)。
 これ、天華大師の演奏っていわれてますね。



いの2019-2


年末恒例です!

個人的で再小規模なものから数えたら

1997年くらいからやっているので

ずいぶんになりました。



冬至の二胡友数名と始めたこの企画

今年も呼びかけます。





大晦日に良宵を弾こう2018-2019

大晦日、年の変わるとき
そのときいる場所で

劉天華大師の作品
「良宵」
(liang xiaoりゃんしゃお)を弾く
良宵を弾く‼️

ただそれだけです。

場所の指定もなく
集まる義務があるわけでもなく

弾きたい人が年越しの時にいる場所で。

年齢性別職業国籍二胡歴一切不問
他楽器OK、鼻歌OK、
オリジナルアレンジversionOK
エア二胡脳内二胡OK、

なんなら最初の四音だけでも 


申し込み/報告共に不要、
会費無し。
似た趣旨の他の演奏企画と掛け持ちもOK。


とにかく、
大晦日なので
せっかくだから良宵を弾こうと。

二胡な方々は
毎年続けていると、確実に上達がわかる…と思います(^.^)。


必要な物件はありませんが、
  
弾いているときに
いま
どこかで未だ見ぬ二胡同志が弾いているかも
と思ったら楽しくなる、
そんな想像力があるとよいかもしれません。


二胡とあそぼう
恒例にして究極のゆるゆるイベントへ
どうぞご参加下さい。





この曲は現代二胡の父である
作曲家で教育者の
劉天華氏が
大晦日に親しい人の集う宴席で請われて
即興で作曲し演奏し大喝采をあびたと伝えられています。
その時席にいた天華師の高弟が記憶して譜を興し
今に伝わっています。
劉天華作品の魅力の一つである
のびやかな自由さがあふれる
間違いなく二胡の名曲中の名曲です。


こちら師匠である朱昌耀大師の演奏です。

 



さあ〜あしただ〜\(^o^)/



いの2019





宣伝もさせて下さい。

どくがくう3
いまさら2

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冬休みに二胡を…
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