一昨日放送してたドラマ「星に願いを」を、ついはまって見てしまった。実在のプラネタリウム作者・大平貴幸さんの半生記のセミドキュメンタリー。一人の星を見上げることが大好きな少年が、ひとり黙々と世界最高のプラネタリウムを制作するまでを淡々と描く。
淡々とした話だから、テレビドラマより、映画にしたほうが絶対いいのになあ、と思った。テレビだと、どうしても恋の話とか、恋のライバルとのエピソードを無理にドラマにしてる感じがしたからだ。それと、主人公に起用したアイドルが天然ボケみたいなキャラをちょっと鼻につく演技で演じていて、報道番組に出演していた本人とちょっと違うキャラクターかな?と思った。また、勤め先でのハードなエピソードも、ちょっと柔らかくほぐしすぎていたかもしれない。
でも、概ね面白かった。特に、主人公が世界学会に出るための休暇願を出したところ、勤め先の上司から「趣味に没頭するのもいい加減にしろ」と言われ、「その通り、趣味は趣味なんだ、趣味で行き詰まっても誰にもグチなんかこぼせない、みんなに迷惑かけるなら、終わったら全部壊して燃やしちゃいますよ」と開き直るところが、なぜかぐっときた。また、高校のとき、部活の展示の為にプラネタリウムの丸天井をベニヤでこしらえたことを思い出した。
やっぱり映画向きの題材だと思った。大きなスクリーンに、彼の制作した「メガスター」の星々が投影されるところが見たい。
それから、音楽があまり.......なんだか、ちょっと星空を感じない、てきとーな選曲だったと感じた。みうちびいきじゃないんだけど、こういうときこそ、毎月千歳のプラネタリウムでライブしてるHTFの曲など使えばいいのにねー。
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