いつまでも冬が終わらない.....。天気のせいか、初春に来てウツウツとなっていた3月。 しかし、ぼーんやり静かな生活もいいかなあと考えはじめた。今までが冒険またチャレンジの繰り返しだったせいかなあ。
 このチャンスに生活変えよう。
 さて、しばらくの間、大きな音で練習できない環境にいたため、おととい久々にバンマスんとこで弾いたら、運弓がヘンになっていた。肩が上がっちゃうんだよなあ。ひどくならないうちになおしておかないと。
 津軽三味線とのセッションを終えて「風格」ということに思いを馳せる今日この頃。
 ちょっと考えただけなんだけど、あの、劉天華の、ある意味妙な曲たちがわりとよく学習に使われる理由がおぼろげながらわかってきた。劉天華の曲を、とりあえずひきこなすのには地方風格、戯劇風格など、ネイティブならではの「風格」を意識する必要が少ないみたい。だから、日本人でもとっつきやすいんじゃないかな。
 でも、実際のとこ、あの結構分裂的な即興曲をマジメに譜面通りに再現しても、本当は面白くない。あの不思議な音楽の全体像を、演奏者自らの問題として受け止めないうちは........。
 つまり、個人風格が出来上がって以降、初めて、劉天華の曲を「演奏した」といえるのだと思う。私も早く「ただ弾けた」段階から卒業したい。